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木の柱と土壁で出来ている勇建の家は、どのような特徴があるのでしょう?
職人が「住宅性能」や「安全基準」をテーマにお話しする、家にまつわるコラムです。
発酵環境に住まう
愛知県は粘土質の土が多く産出されるので、強度として弱くはないのですが、土壁の漆喰仕上げをする程には強度が足りません。 土は発酵させると強度が上がる特性を持つので、勇建では壁を施行する際にまず土を発酵させます。 土壁が住宅の大部分を覆う家屋では、壁自身が発酵を続けるため、室内が発酵環境となり快適な住まいとなるのです。 愛知県の夏は高温多湿になり、非常にカビの生えやすい地域です。 カビは人体に有益なものもありますが悪影響を及ぼすものもあります。 水回りやキッチンから嫌な臭いがすることがありますが、原因はカビです。 せっかくきれいに掃除しているのに、嫌な臭いがするのは家庭を支える主婦にとっては非常にストレスですね。 カビが生えるとダニもわくので、アレルギーの元になるハウスダストも多くなりますが、発酵環境の住まいでは壁が呼吸することで空気が循環するので、カビが抑制され水周りの臭いも抑えられます。
#快適な暮らし
呼吸する土壁の家
勇建工業の家は、土壁を多く塗ることで発酵環境を創りあげます。 土壁のメリットは、耐熱性、調湿性などたくさんありますが、 勇建が土壁にこだわる一番の理由は「人の5感に心地よさを与えてくれる」という点です。 ・土壁の家に入るととにかく静かです ・土壁は目に優しいです ・土壁の家は匂いがありません ・土壁の家は空気がおいしい とにかく空気が澄んできれいです ・乾燥しすぎないし温度変化もゆっくりで優しいです それは、発酵する土壁自身が呼吸をしているから。 人間は呼吸をしないと生きていけませんね、家も同じです。 発酵し呼吸する土壁は生きています。 呼吸する生きた家は、私たちの五感を満たし、寛ぎ以上のものを与えてくれます。 化学物質で創られた家はどんなにメンテナンスをしても寿命が短いのですが、勇建の生きた家は年月が経ってもメンテナンスをすることでまた蘇ります。 「生きた家」は私たちの寿命を遥かに超えて生き続ける、住み継ぐ家となるのです。
#安全性
#快適な暮らし
色と塗りで楽しむデザイン
日本に土壁が伝わったのは飛鳥時代と言われています。 この名古屋でも古くから土壁を使った住宅が創られてきました。 土壁の家は名古屋の気候風土に合った、夏に涼しく、冬は温かい家作りができます。 古来より土壁には様々な仕上げ方法があり、デザイン性を楽しめるのも特長です。 塗り方だけではなく、自然そのものの色を楽しむ色土も名古屋では多く産出されます。 色土を使った仕上げも勇建の家作りの楽しみです。
#住宅のデザイン性
木摺の壁〜勇建のYSP工法〜
木摺は勇建が考えた工法ではなく、世界中で太古より使われてきた建築の工法です。 木摺壁は、土壁や漆喰を塗る下地として大変優れています。 昔の小学校の木造校舎などにもたくさん使われていましたが、 耐震性に欠けていることが欠点でした。 勇建では大学で実験を繰り返して 、耐震性の高い木摺壁を開発しました。 その工法が勇建のYSP工法です。 吉野の杉を最適な隙間で木摺パネル化し、施工現場で組み上げて、 検査後に土壁を塗るのですが、 YSP工法は左官下地として大変優れ、耐震性が高く 真壁にも大壁にも対応できる素晴らしい工法です。
#耐震性
適材適所の断熱材
土壁を使った住宅にはどんなも断熱材でも使うことができますが、条件としては ・長持ちすること ・環境負荷の少ないもの ・性能の高いもの 以上の3つの条件を満たしているものを推奨しています。 断熱材は床、天井、壁に入れて施工します。 勇建の住宅の標準仕様では、次世代省エネ基準をクリアーしています。 ご要望があれば、ZEH(ゼロエネルギー住宅)仕様にも対応できます。
#性能の話
土壁の耐震性
愛知県では住宅を建てる際に、耐震性が強く求められていますが、 建築基準法の整備と予知技術の進歩により住宅は安心できる状態になっています。 しかし、施工管理と耐久性については法律で規制されていないのが現状です。 しっかりとした施工管理と耐久性の高い素材を使う必要があります。 勇建では施工管理をマニュアル化し 耐久性の高い桧を使い建築をしています。
#性能の話
#耐震性
メンテナンスと保証
勇建の家創りでは、自然素材を使っています。 自然素材には欠点もあるので、適切なメンテナンスが必要になってきます。 勇建では焼杉に塗料を塗るなど、施主様でも簡単にメンテナンスできる工夫を行っております。 適切なメンテナンスをすれば、100年以上安心して住める工法を採用しています。 メンテナンスの期限や 定期点検日などは定めていませんが、 施主様からご連絡があればいつでも対応させていただきます。 その他保障につきましては、 ・建物は、JIOにて瑕疵担保保険に入っています。 ・地盤は、10年保証をかけています。 ・設備は各メーカーの保証となっています。 ・瓦は10年の防水保証としています。 ・壁につきましては 勇建工業による無期限の保障とさせていただきます。 建設中はAIUの保険に入り、安全安心な工事を進めております。
#性能の話
#住宅の安全性
美しい建具
勇建では既製品の建具を使わないようにしております。 それは、職人が創る建具の良さを感じて欲しいからなのですが。 新しい建具だけでなく、新潟から古建具を仕入れ、お客様へのご提案も行っております。 古民家改修や、再築の場合、思い出の深い建具を再利用するのも素敵ですね。 100年大切に使ってきた建具には何か温かいものを感じるものです。 開け閉めだけをするだけの建具ではなく、 壁の一部として『美しい建具』を提案させていただいております。
#住宅のデザイン性
タイルで彩る水周り
トイレや、洗面、脱衣室や お風呂は 一般的にはユニット製品を使うことが多いのですが、 勇建では安心できる素材で創った水回りを提案しています。 職人が創る水周りは、タイルや天然木を使った心地の良い空間になります。 石やタイルは種類が多く 、色や形で選ぶことも大切ですが、 適材適所に素材を選ぶことが実は一番大切です。 そして、目地や、貼る工法には職人の高い技術が必要です。 勇建では、適切な素材を選び、お客様にもお選びいただき施工しております。 水周りは、生活する中で欠かせない空間です。 抗菌性や対候性の高い工業製品をを使うことを極力控え、 大切な家族がくつろげる、機能的な水周りをご提案させていただきます。
#快適な暮らし
#住宅のデザイン性
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